お金持ちになりたい

今よりも贅沢な暮らしをしたい…

お金があると困るという人は、世の中にはほとんどいませんよね。今の職場からもらっている給与にそこそこ満足していたとしても、もっと多くもらえるならば、それに越したことはありません。

ところであなたはスーパーで買い物をする際、まずは値段を見ますよね？食べたいものがあっても、値段が高いと別のものを選んだりするはずです。値段をいっさい気にせず、食べたいものだけをカゴに入れる暮らしをしてみたいですよね。ひいては食べ物だけではなく、趣味や旅行、リフォーム、自家用車など、どんな買い物でも値段を気にせず「欲しいもの」だけを買う生活に憧れませんか？

たとえ今の生活に不自由がないにしても、どんな人でも今より豊かな生活をしてみたいもの。あなたがお金持ちになりたいというのは、決しておかしなことではないです。

仕事や時間にしばられない自由な生活をしたい…

人は生きていく以上、最低限のお金を必要とします。そして、お金を手に入れるためには、仕事をしなければなりません。短時間の仕事だけでは生活ができなくなるので、1日の大半、週の大半、一年の大半を仕事に費やすことになります。そんなことをイメージしていると、ふと思います。「お金さえあれば仕事や時間にしばられない生活ができるのに…」と。

確かに、お金さえあれば、仕事や時間にしばられない生活ができるでしょう。では、お金が手に入って仕事を辞めて自由に生きていく中で、人はどんなものを得られるのでしょうか？自由に生きていく目的を明確にしなければ、何も手に入れることができないかも知れませんね。そして、自由の目的を設定すれば、その目的に日常がしばられることになります。自由とは、自己矛盾をはらんだとても難しい概念なのかも知れません。

好きなことだけをやって生きていきたい…

「自由な生活をしたい」とは違って、こちらでは「好きなことをやる」という目的があります。その点では、「自由な生活をしたい」という願望よりは具体性がありますよね。その願望は、大なり小なり、誰にでもあるものでしょう。好きなことをやればやるほど、その対象が掘り下げられ、あるいは拡大して、やりたいことがどんどん増えるに違いありません。お金がいくらあっても足りないかも知れませんね。

その一方で、好きなことが尽きてしまう可能性もありますね。特に、日頃から仕事で多忙を極めている人は、「好きなことだけやる生活」に誇大な夢を見る傾向があります。希望して早期退職をしたのに、「また忙しい職場に戻りたい」と思う人も少なくないようですよ。

お金持ちになって他人から注目されたい…

長者番付に並んでいる名前を見ると、誰もが知っている大手企業のオーナーの名前がズラリと並んでいますよね。その名前を見ると、「自分もこうなってみたい」と思うこともあるでしょう。とんでもないお金持ちになって、自分も他人から注目され、そして尊敬されたいと思う人もいるでしょう。

確かに、そのような感情が沸き上がってくることは理解できます。でも、お金持ちがお金持ちになった背景には、人知れぬ努力や勇気があることを忘れてはなりません。他人は、お金そのものよりも、お金の背景にある努力や勇気に畏敬の念を抱き、そして注目し尊敬するのです。単にお金持ちになれば他人から注目されると考えているならば、それは少々誤解かも知れませんよ。

今現在、経済的に苦しい…

毎日フルタイムで一生懸命仕事をしているのに、思うような生活ができない人、あるいは食費にも窮してしまう人もいるでしょう。景気は回復基調と言われていますが、実際に末端で働く人たちの多くは、景気の回復を実感できませんよね。もっと働けとアドバイスしてくる大先輩もいますが、バブルを謳歌したことのある旧世代と現世代とでは、とりまく経済環境も税率も全然違います。現代は「働けど働けど…」（石川啄木）が現状のようです。

そのような状況下で生活している人にとって、「お金持ちになりたい」という思いが湧くのは当然です。お金持ちにはなれなくても、せめて安定した生活を手に入れられるよう、早急に現状を打開することを考えていきましょう。