身近な神秘現象「シンクロニシティ」

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身近な神秘現象シンクロニシティ

Synchronicity

シンクロニシティという言葉は、日本語では「共時性」や「同時発生」を意味しており、英語の「synchronized」(シンクロナイズド)からきています。日常生活において、偶然に他人と言動が一致したという経験がある人も多いのではないでしょうか。このシンクロニシティはスピリチュアルな現象として捉えられることが多いですが、実は心理学でも研究が進められているのです。

こちらでは、スピリチュアルな面と心理学の両面から、シンクロニシティについて詳しく解説していきます。

【概略】シンクロニシティとは?

シンクロニシティは、偶然に発生したものではなく「意味のある一致」として扱われます。たとえば、会いたいと思っていた人とばったり会うことができたり、メールや電話のタイミングが相手と一致したりといった現象も、宇宙が発した何らかのサインであり、自分もそれを感じ取っているとされるのです。

シンクロニシティはユングが提唱した

このシンクロニシティについて、心理学的に最初に提唱をしたのはカール・グスタフ・ユングというスイスの心理学者といわれています。ユングは特に深層心理学について研究を行い、スピリチュアルな現象にも深く関わっていた学者です。ユングが提唱した理論は時を経て、今でも心理学の基礎として多く用いられていることを知っている人も多いでしょう。

ユングはシンクロニシティについて、体験者の深層心理のなかで無意識に眠っていたものが覚醒する状態に近いと説いています。つまり、体験者にとって自分と向き合う大きな意義がある現象ということです。人の心には自分も知らない奥の部分が存在し、シンクロニシティはそれに気づかせる一環だということなのかもしれません。

シンクロニシティは身近なところに

シンクロニシティは、日常の身近なところで起こりうる可能性があります。その一部の例を下記にあげていきましょう。

相手のことを思い浮かべた時にアクションがある

これは前述でも少し触れました。会いたい相手にばったり会えたり、電話やメールをしようとした時に相手から連絡が来たりすることは、シンクロニシティが起こった状態といえます。

数字のゾロ目や同じ言葉を何度も見聞きする

数字のゾロ目は、デジタル時計や買いものをした時のレシートなどで目にすることがあるかもしれません。これもシンクロニシティの一種です。また、同じ言葉を何度も見聞きした時なども、シンクロニシティが起こっていると考えられます。

あの有名な発見もシンクロニシティから生まれた

過去に大きな発見や発明がなされた時も、そのきっかけは身近で何気ないことだったというケースは多いです。これまでの歴史で有名な発見をした著名人の例をあげてみましょう。

浮力を発見したアルキメデス

古代ギリシャで研究を重ねていた科学者・アルキメデスは、水中における浮力を発見したことで知られています。この大きな発見をしたのは、お風呂の中でした。自分が湯船につかるとお湯があふれ出すのは、水中に物を入れると同じだけかさが増すためです。この現象から浮力を導き出しました。

万有引力を見つけたニュートン

ニュートンはイギリスの科学者で、万有引力によって物が落ちる法則を発見した人です。ニュートンは、木からりんごが落ちる何気ない光景を見て地球の引力を発見しました。これに対し、月が落ちてこないのはなぜかと考えた結果、月の遠心力と地球の引力が均等であることも解明したのです。

インスタントラーメンを開発した安藤百福

食品会社の創業者である安藤百福は、日本で初めてインスタントラーメンを開発した人物として知られます。安藤は終戦直後の食糧難を嘆き、手軽に食べられるラーメンを研究していました。そしてある日、婦人が天ぷらを揚げていたのを見て、麺を油で揚げ乾燥させる技術を思いついたとのことです。

【方法】シンクロニシティが起きる時

シンクロニシティは、どのような人でも経験します。ただ、日常生活に溶け込んでいる身近な現象であるだけに、気づかず見過ごされることも多いのです。そのチャンスを逃さずにつかむことができれば、大きな幸運や発見が訪れるでしょう。またシンクロニシティは、心がポジティブな時には後押しするものとして、ネガティブな時にはセーブするものとして発信されます。それぞれの場合で起こるシンクロニシティについて見ていきましょう。

心がポジティブの時に起きる

基本的にシンクロニシティが起こる時は、自分の感覚が研ぎ澄まされて宇宙のメッセージを受信しやすくなっている状態といえます。このような時は、直感的に魂の赴く方向が間違っていないことを実感できるはずです。

何らかの物事にいくつか選択肢があったとして、自分が心惹かれるほうを選んだ時にシンクロニシティが起こることがあります。たとえば、行きたいところを旅行したら、旅先で会った人が同郷の人で仲良くなったり、自分が興味を持ったことを人に熱く話していたら、相手が偶然その物事に詳しくパイプラインを作ってくれたりといったことです。こうした自分にとってプラスになる出来事は、心がポジティブに開かれることで呼び込みやすくなると考えられています。

心がネガティブの時にも起きる

心がネガティブになっている時にもシンクロニシティは起こります。これは、魂が向かう方向について修正をするように宇宙から送られたメッセージと考えて良いでしょう。またネガティブなシンクロニシティは、自分がマイナスの感情に支配され、本来あるべき軌道から外れかけていることに対する警告でもあります。

ネガティブなシンクロニシティは警告のメッセージのため、自分の方向性の間違いに気づけるかどうかがカギです。このような現象が起こったら、部屋を掃除したり瞑想をしたり、気が向かないことは避けたりなど、心を浄化して落ち着けるような工夫をすることで軌道修正ができます。

【意味】シンクロニシティがもたらすもの

シンクロニシティが起こる時、その現象が示す意味とは何でしょうか。答えは、自分自身がその現象で感じたことにある場合が多いです。

シンクロニシティが起きた時に嬉しい・楽しいなどの感情が生まれたのであれば、現在の道が正しいことを示します。逆に悲しい、悔しいなどの気持ちになった時は、軌道修正が必要であることを示しているのです。

シンクロニシティはメッセージ

新しく物事に挑戦しようとしたり、物事を解決しようとしたりなど、強い思いを抱いた時にシンクロニシティが起こってはいないでしょうか。このような強い思いを持っていると、シンクロニシティは起こりやすいです。

この時に起こるシンクロニシティは、スピリチュアルな視点でいえば宇宙から発信されたメッセージといえます。その際、自分の感覚が研ぎ澄まされていれば、シンクロニシティをただの偶然ではなく、自分に発せられたメッセージだと気づくことができ、最大限に活かすことが可能です。

何度も同じことがあれば強いメッセージ

前述のように、数字のゾロ目や同じ言葉を何度も目にしたり聞いたりした時、また何度も転んだ時などのように、同じことが続くシンクロニシティがあります。

このような場合、ポジティブかネガティブかに関わらず強いメッセージが込められていることが多いです。そこには、自分が進むべき道についての重要な指針の意味が含まれているケースがあり、方向性のガイドや悩みの解決にもつながっていきます。

これらの現象に遭遇した時は、自分が今抱えているものを見つめなおし、直感で意味を感じ取ってみましょう。そこに、これまでの常識や経験則は必要ありません。

シンクロニシティにより引き寄せの法則が働くことも

シンクロニシティが起こる時は、自分が思うこと・感じることが発する波長と同じ波長を持つ物事が引き寄せられるとされています。逆にいえば、発した波長と合わないものであれば、物事は引き寄せられてこないのです。つまりシンクロニシティなど自分に起こる物事は、自分の心の中の意識が引き寄せたものであるともいえます。これをスピリチュアルの世界では「引き寄せの法則」と呼ぶのです。

引き寄せの法則は、自分の思考などの意識に起因します。人間の意識には形がないというイメージが一般的ですが、量子力学の世界では全宇宙に存在する万物において形があるものと定義されており、それは人間の意識も同様です。そして、その意識は往々にして具現化・物質化されるといいます。

この引き寄せの法則では、自分がポジティブで前向きなことを思っていたり感じていたりする時は、その意識エネルギーが物事を引き寄せるため、前向きで嬉しい出来事につながるとされるのです。

【ポイント】シンクロニシティを得るためには

シンクロニシティは自分の状態によって宇宙から発せられるメッセージであると同時に、自分の意識が引き寄せるものでもあります。つまりシンクロニシティは、自分が何らかのはたらきかけをすれば捉えられる可能性が高いといえるでしょう。具体的にどのようなことを行えば良いか下記で紹介します。

シンクロニシティを体感したらメモをしておく

シンクロニシティが立て続けに起こった時、そこには強いメッセージが込められています。それがシンクロニシティであると気づき、込められたメッセージを感じるためには、偶然だと思っていた物事の連続性を考えることが重要です。

そのためには、気になった現象についてメモを取るのがおすすめです。メモを取ることで現象が可視化でき、連続した物事の共通点も見つけやすくなります。いつでも書き留められるよう、ポケットサイズの小さなメモ帳を持ち歩いてみてください。また、気になった物事や言葉について調べてみるなど、何らかの行動を起こすことも大切です。

夢日記をはじめる

人が眠っている時に見る夢は、脳がこれまでに起こったことを記録し、整理する過程です。ここには普段は気づかない潜在意識が顔を出すことも多く、組み合わせによって奇想天外な展開の夢を見ることもあります。しかし、そんな奇想天外な夢にも何らかのメッセージが隠れていると考えられるのです。

夢は潜在意識が見せるものと捉えると、夢を立て続けに見る時にはシンクロニシティが起こっている状態といえます。そこに隠されたメッセージを読み取るためには、その日見た夢を日記につけると効果的。そうすることで、夢に隠されたメッセージをたどれるようになります。

シンクロニシティが起きた時どう感じたかを考える

何らかのシンクロニシティが起きた場合、その物事について理屈で考えてしまうとメッセージの受信が難しくなってしまいます。大切なのは直感であり、シンクロニシティが起きた時に自分がどう感じたのかという感情を見つめることが必要なのです。

たとえばシンクロニシティを感じた際に、直感で自分が惹かれるほうを選択するとそこに成功が待っていることも多くあります。反対に、直感的に不安を感じた時はできるだけそこを避ければ、災難を回避できる可能性が高いでしょう。

【まとめ】自然体で生きる

シンクロニシティは、人生において重要な出来事を示すものであることをお話してきました。しかし、いくら良いことに出会いたいからといっても、シンクロニシティは自分でコントロールできるものではありません。また、常にシンクロニシティを意識しながら過ごしていると、自分の考えとは違う選択肢を取ってしまうこともあるでしょう。

より良いシンクロニシティを起こすためには、まず自分が自然体で生きて宇宙からのメッセージを受信しやすい状態にすることが大切です。そして自分の直感を信じ、ポジティブな波動を持つことがカギとなります。シンクロニシティに囚われることなく心の流れに身を任せるようにしましょう。

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