前世とは、生まれてくる1つ前の人生。過去世とは、繰り返し生まれ変わってきた、全ての人生のことです。前世・過去世の思想で、もっとも有名なのが、ヒンズー教のカルマ(行為、業)の法則です。
人間の肉体には寿命があるが、魂は「輪廻転生」するというのが、あらゆる宗教の考え方です。カルマの法則では、良い行いをすれば良いことがおき、悪い行いをすれば悪いことがおきると説かれています。たとえば、「前世の行いが良ければ、現世で幸せになれる」「現世においても、全ての行いは自分に返ってくる」ということです。周りの人を幸せにすれば、自分も幸せになっていけるでしょう。大事なのは、自分の使命を自覚することです。
Point1
前世・過去世という思想は、宗教や文化を問わず、世界中いたるところに見られます。中でも最も有名な思想は、ヒンズー教で唱えられているカルマの法則でしょう。カルマの法則とは、前世の存在を前提においた思想で、精神世界に関心がある人はもとより、ビジネスなどの実務社会に生きる人たちにも、多大な影響を与えました。
前世や過去世の存在に疑問を持っている人でも、今をより幸せに生きていきたいと願うならば、ぜひともカルマの法則を知っておくべきでしょう。
Point2
ヒンズー教におけるカルマの法則では、前世での行ないが現世に、現世での行ないが来世に影響を及ぼすと説いています。前世で良い行ないをした人は現世で幸せになり、現世で良い行ないをした人は来世で幸せになります。来世の幸せのために現世をより良く生きている人は、きっと現世でも様々な幸せが引き寄せられることでしょう。
自分の前世が何だったのか、今どのようなカルマを抱えているかを、前世療法で知ることもできます。
Point3
他人に幸せを与えれば、やがて自分に幸せが返ってくるという考え方が、前世・過去世における基本的な発想です。この発想は、他のスピリチュアルな考え方や自己啓発の実践法と、一切矛盾しません。アファメーション、宇宙の法則、引き寄せの法則、NLP、浄化、シンクロニシティ、成功の法則、ソウルメイトなどなど、いずれの考え方とも競合しません。
今悩みを抱えている人、今よりもっと幸せになりたい人など、前世・カルマ思想は、現世を生きるすべての人が学ぶべき考え方でしょう。
前世・過去世は、様々な宗教や思想で説かれています。科学者の中にも、前世・過去世を研究している人もいます。
様々な前世・過去世の考えのうち、世界でもっとも有名なのがカルマの法則。カルマとは、インドおよびその周辺が発祥の宗教であるヒンズー教から生まれた思想です。
カルマの考え方によると、すべての人には前世があります。その前世での行ないが現世に影響を与えているとします。前世の行ないが悪ければ現世で苦労し、前世の行ないが良ければ現世で幸せになれる、という発想です。
また、カルマには来世という考え方もあります。現世の行ないを良くすれば、来世を幸せに生きることができると説いています。
さらに、現世の中だけでもカルマは働いているとし、良い行ないも悪い行ないも生きている間に自分に返ってくる、という倫理観を啓蒙しています。
前世やカルマに興味のある人にとっては、自分の前世にも強い関心があるでしょう。自分の前世を知る方法にはいくつかありますが、ここでは代表的な3つの方法をご紹介します。
退行睡眠・ヒプノセラピー
専門家の力を借りて催眠状態で奥深い無意識に働きかけ、前世・過去世の記憶を辿っていく方法です。トラウマと呼ばれる心の傷や、カルマと言った宿命についても知ることが出来ます。これらを知ることで今まで不思議に感じていたことや、生き辛さから解放されたという例も少なくありません。この催眠療法によって、現在なぜ自分がこの世に存在するのかという意味をはっきりと自覚することが出来るのです。
意識の中で前世を知る方法
前世・過去世は誰しもが持っているものなので、日常生活の中でふと気付くことがあります。初めて会った人に、なぜか強烈に懐かしさや親しみを感じたことはないでしょうか。これは前世で強い繋がりを経てこの世で再会した「ツインソウル」というものが存在するからなのです。また理由もなく惹かれる土地や国、職業がある場合は、前世でそのような生き方をしていた可能性が高いのです。
「仕事で成功したい」
夢で前世を知る方法
夢は単なる記憶ではなく「無意識の集合体」です。眠っている間に前世・過去世で体験したことを回顧したり、魂の修正をしているのです。夢に何度も同じ場所が出てきたり、同じ人と行動を共にしていたりするのは、潜在意識が前世の記憶を辿っているからです。夢をつなぎ合わせることは前世を知る大きな手掛かりになります。
前世は誰にでも存在しますが、どれだけ輪廻転生を繰り返してきたかというのは人それぞれです。当然生まれ変わってきた回数が多ければ多いほど、様々な土地で色んな経験を積み重ねています。相手の気持ちを察するのが上手な人や、人の悲しみが理解出来る人は、過去の多くの経験からそれらを学び取ってきているのです。
そして経験の少なさゆえに魂が磨かれていない人は当然思いやりや配慮が欠けています。ですが大切なことは、ありのままの状態で周囲に何かを与えることです。魂はそれぞれ役目を持ってこの世に舞い戻って来ているということを理解しましょう。
いくら前世・過去世で膨大な体験をしている魂でも、そのことに気付かずにいると何の力も発揮出来ないまま終わってしまいます。やはり前世の経験を役立てられるようになるためには、なるべく行動を起こし、潜在意識を目覚めさせる作業が必要となります。様々なことに興味を持ち、多くの人と関わることで自然とその意識も高まります。そして自身の使命について気付くことで周囲の人に還元することが出来るのです。
カルマとは仏教用語で「行為・業」のこと。前世・過去世で行ってきた行為も全てカルマに含まれます。カルマでは自身が行ってきた行為は全て返ってくるとされています。つまり前世や過去世で悪い事をしていると現世で同じ目に遭い、反対に良い行いを繰り返していると現世では皆に優しくされます。正のカルマ・負のカルマという言葉があるのはそのためです。しかし負のカルマを背負ってこの世に生まれた人は、カルマを解消したり現世でよい行いを積み重ねることで魂を磨いていくことが出来るのです。
オーラとは人それぞれが発しているエネルギーのことです。多くは色で表されますが、オーラは本来そのエネルギーの性質で見分けられるものです。それぞれの色には良い面と悪い面があり、その中核となる強烈な性質があります。例えば赤は情熱を指しエネルギッシュな性質を持つ反面、怒りや憎しみといった性質も持ち合わせています。またオーラは精神状態や健康状態によっても強さが変わってくるので、常々、核となるオーラを発することが出来ればそれだけ強運を引き寄せ充実した日常生活を送ることが出来ます。その為には自身の持つオーラの意味を知り、それをさらに輝かせることが幸せへの近道となります。
ソウルメイトとは前世や過去世で強い繋がりを持ち、現世でももう一度繋がるために出会う人々のことです。ソウルメイトは現世で最も必要な時に現れ、お互いに潜在意識の中で認め合います。ソウルメイトは一人とは限らず、数多く遭遇するケースもあります。ソウルメイトの中でも最も結び付きが強い魂を「ツインソウル」と呼びます。ツインソウルの特徴は人生の中でも大きな困難を抱えた中で出会うことです。これには理由があり、ツインソウルである2人でやらなければいけない使命を背負っているからなのです。ツインソウルと出会うことで魂は大きく成長し、自身とも深く向き合うことが出来るのです。
トラウマは心理学的には「心的外傷」と呼ばれおよその原因がはっきりしています。しかし人の魂は現世のみならず、前世や過去世で辛い想いを経験しています。潜在意識の中で辛く苦しい想いをしているのですが、なかなか自身で気付くことは難しいのです。専門家の手を借りてその原因を探ることも出来ますし、潜在意識に集中すると過去の記憶を呼び覚ますこともあります。理由のない生き辛さや問題を抱えている人は、前世のトラウマが原因であることも多く、過去世を紐解いていくことでトラウマからようやく解放されるのです。
ハイヤーセルフとは「高次元の自分」です。人が実際に存在するのは顕在意識の中でありここでは争いや負の感情、憎しみなどが共存しています。ハイヤーセルフは潜在意識に存在する自分ですが超高次元と言われる非常に魂のレベルが高いところにあります。通常は自分の力でこのハイヤーセルフに到達することは難しく、様々なトレーニングが必要となります。ハイヤーセルフは現在の自分に多くの気付きやひらめきを与えてくれるので、ここと繋がることで人生が非常に上手く回転していくのです。
引用元:フォレスト出版(https://www.forestpub.co.jp/author/esther/dvd/D-7401)
カルマの教えに相通ずる前世・過去世という考え方。一方で、前世で何をしてきたのかなど誰にも分からなければ、努力で変えるができないものなだけに、前世・過去世のおかげで現代社会で苦労しているのではないかと悲嘆する人もいることでしょう。しかし、そんなネガティブな考え方を吹き飛ばすための方法や、具体的に何をすると良いのかなどが示されています。これまでなかなか思い通りにいくことがなくて悩んでいたという人こそ必見です。