普段からの願いや叶えたいことなどを、肯定的な言葉として表現し続けることがアファメーションです。それを繰り返すことにより、潜在意識の内側から目標を達成できる力を呼び起こす事ができます。
アファメーションは「過去になにがあったか」ではなく「自分かこれからどうなりたいか」を形作っていきます。今までの失敗に捕らわれず、具体的な願いを繰り返し見つめることで実際に願望を成就させましょう。
Point1
アファメーションは英語で「affirmation」。その意味は、「断言する」「主張する」「肯定の」「肯定的な」といったものです。この言葉はアメリカ発祥の「成功哲学」の文脈でよく使われてきました。
アメリカの成功哲学では「人間の考えたことは現実になる」と考えられているのです。近年では、世界的カリスマコーチのアンソニー・ロビンズもアファメーションを活用しています。
Point2
自分が避けたいものではなく、自分が取り入れたい肯定的な言葉を使うのが大事です。また、現在形で感情とイメージを使いましょう。あたかも今そうであるかのように「私は○○している」と現在形で言い切り、その時の感情を想像して味わえるといいですね。
ちなみに、「私は○○しません」といった禁止の言葉や、「私はもっともっと豊かになっています」といった、今の自分を責めるような完璧言葉は避けましょう。
Point3
普段、無意識のうちに「ああ、ダメだ…」「自分ってバカだな…」「あれもこれも上手くいかないな…」「運がない!「調子が悪い」など、否定語を使っていることはありませんか?だとすると、注意した方がよいでしょう。
こういう言葉も、毎日のように使っていると脳や潜在意識にインプットされてしまい、その通りになっていってしまうものです。否定的な言葉を口にするのは、極力避けるようにしましょう。
アファメーションはひと言で言うと、悩みを解決して願望を実現する力を、自分自身の中から呼び起こすテクニックです。
目標を達成するために必要な努力をするのはあくまでも自分自身ですが、その努力や行動を呼び起こしてくれる力強いきっかけとなるのが、アファメーションなのです。
ここでは、アファメーションが特に有効な悩み、望みをまとめてみました。きっとあなたの努力と行動を、力強く支えてくれるでしょう。
「お金が欲しい」
今世を生きていくうえで、お金は決して汚いものではありません。なぜなら、お金は偶然空から降ってくるものではなく、本人の努力からしか生まれないものだからです。努力の成果を形にしたものがお金、と考えれば良いでしょう。本人の努力をサポートするアファメーションは、お金持ちになりたいという願望の実現に向いたツールです。
「恋人が欲しい・結婚したい」
心から愛することができる人と巡り合い、そして生涯のパートナーとして共に生きていきたい。でも現実として、なかなか理想通りに事が展開する人はいません。本気で恋愛を成就させたいならば、そう願うだけではなくて、行動に出る必要があります。恋愛成就の前提となる積極的な行動力を養うためにも、アファメーションは活用できます。
「仕事で成功したい」
仕事こそ自分の努力次第で結果が出せる分野ですが、その努力の方向が間違っていたり、周囲の状況に合わなかったした場合に「努力が報われない」「結果に結びつかない」という不満を抱くことも多いものです。アファメーションで「努力の効率」が改善することにより、仕事でも良い結果に結びつきやすくなります。
アファメーションの実践は、簡単に言うと「自分への言い聞かせ」です。
言い聞かせる言葉自体は、広い意味では何でも構いません。他の人に聞かせるわけではないので、細かいことにこだわらず、自分の理想とするイメージを素直に言葉にすれば、それで良いのです
自分への言い聞かせの効果を上げるために、まず絶対に外せない主なポイントは2つ。「自分がなりたいと思っていること」を「現在形の言葉」によって唱え続けることです。
より効果的にアファメーションを実践するには、以下の4つのルールを満たすのがおすすめです。少々細かいのですが、できれば全てのルールを満たしたアファメーションを考えるようにしてみてください。
アファメーションでは、常に主語を「私」にする必要があります。なぜなら、言い聞かせる言葉の主語を「私」にすることによって、願望の主役が自分であることを強く意識することができるからです。
と言っても、必ず文章の中に「私」を入れなくてはいけないという訳では無く、言葉の主役が「私」であることが意識できるなら、それで良いのです。たとえば「幸せになる」という文章だけでも、言葉にしたときに「私」であることが分かるので大丈夫です。
「私」が主体であることがうまく意識しにくいようならば、言い聞かせる言葉の文頭に「私が」や「私は」を添えてみてください。そのうえで自分の考える自然な文章になっていればOKです。
中学生の頃、英語で「現在形」や「過去形」という時制の考え方を習ったと思います。アファメーションで使う文章では、これらのうち「現在形」を使うことが原則です。具体的な例を見てみましょう。
幸せになる(現在形)
幸せだった(過去形)
こうして並べてみれば、「過去形」を使うのが誤っていることが分かるでしょう。なぜなら、アファメーションにとって、過去は関係ないからです。
ただし、ここで注意点が一つあります。 幸せになる という文章は、場合によっては「未来形」にもなってしまいます。アファメーションでは、なるべくなら「未来形」も使わないほうが良いとされています。では、明確に「現在形」にするには、どのように文章を作れば良いのでしょうか?
幸せになっている(現在進行形)
これだと、明確に現在を表現していますね。現在形にも未来形にもなりうるような表現は、あえて現在進行形に書き換えてしまうと良いでしょう。
アファメーションに使う文章の中に、否定的な表現や後ろ向きな言葉を入れてはいけません。かならず、肯定的で前向きな表現だけを使ってアファメーションを考えてください。 どんなに苦しくても頑張っている という文章の中には、「苦しい」という後ろ向きな表現が含まれています。アファメーションを作る場合には、たとえば次のように言い換えましょう。
エネルギッシュに頑張っている
このような文章ならば、否定的な要素も後ろ向きな要素もありません。
同じ発想で、たとえば次のような言葉も入れないようにしましょう。
アファメーションの力を借りることで、解決不可能と思われた悩みが解決することもあります。あるいは、実現不可能と思われた夢が実現することもあります。
ただし、そうは言っても、あまりにも現実離れしたような望みを叶えることはできません。たとえば、あなたの悩みが「長年飼っていたネコが死んだ」という深い悲しみであったとしましょう。この悩みを解決させるために、
1ヶ月後に飼いネコが生き返っている
と毎日唱えたところで、生き返ることはありません。同様に、
1ヶ月後に道端で1億円拾ってお金持ちになっている
と毎日唱えたところで、まず実現不可能でしょう。仮に1億円を拾ったとしても警察に届けなければならないので、すぐにはお金持ちになることはできないでしょう。
アファメーションは、魔法ではありません。あなたの悩みの解決や夢の実現に向かって、あなたに努力と行動を促すための道具です。現実を加味したうえでの望みを言葉に乗せるようにしましょう。
【参考】アファメーションについて説いているカリスマはコチラです
アファメーションの効果を高めるための知識と実践方法をわかりやすく説明している、おすすめの本をご紹介します。
引用元:フォレスト出版(http://www.forestpub.co.jp/love/)
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引用元:フォレスト出版(http://www.forestpub.co.jp/louise/)
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人間の潜在意識はそう簡単に変えられるものではありません。しかしNLPを使えば、誰でも簡単にできます。NLP(神経言語プログラミング)とは、天才セラピストの3人がつくった「脳の取り扱い説明書」です。五感を使って体験したことが、記憶として脳に定着し、一定の生活パターンとして思考、行動をプログラミングしてしまいます。今までの方法で潜在意識がなかなか変えられなかったのは、このプログラミングが邪魔しているせいだったのかもしれません。NLPは、一定化してしまったプログラミングを一旦外し、再プログラミング=リプログラミングするという素晴らしいメソッドなのです。
変わりたいと願い、自分自身を成長させようとする精神は、人間の本能として備わっているものであり、どんな人でも考えたことがあるはずです。しかし具体的にどのように努力を重ねるのか、自分にとって本当の成功とは何なのか、漠然とした考えを持ち続けたまま終わってはいませんか。本当に成功を掴みたいのなら、思考を変えたその次は即行動に移さなくてはいけません。「成功の法則」と題した書籍やセミナーはたくさん溢れていますが、どう行動していいかわからない場合は、とりあえず参考にして、どんどんチャレンジしてみるべきです。行動に移すと今までの自分とは少し違う自分へと変わり、自然に運命も少しずつ変わっていくはずです。
トラウマはかなり厄介な潜在意識です。過去に経験した出来事が、記憶として定着をし、どんどんと形を変えてあなたの心や行動を支配していきます。人は嫌なこと、怖いことから必然的に目を逸らしたくなる傾向が強いので、忘れようと努力をしてみるものの、似たようなシチュエーションに遭遇してしまったとき、突然フラッシュバックして頭の中をいっぱいにしてしまいます。この強い記憶は残念ながら消すことはできません。しかし、トラウマとして残っている記憶をなんでもない記憶に変換させることは可能です。トラウマに支配されるのではなく、コントロールするのです。
自己啓発の著籍やセミナーで心を入れ替え、さらに能力開発を学ぶことであなたの成長が一気に加速する方法があります。「仕事がうまくいく」「お金持ちになる方法」「人生うまくいく」こんな漠然としたタイトルやテーマを見て、あなたの目的にぴったり合ったものを探すことは至難の業です。
そのような場合は1つに絞らず、自己啓発と能力開発の2つを併用して学び深めることです。例えば、人間関係で悩んでいるとするなら、コミュニケーションについての自己啓発本を読みます。心にかかっていたブレーキが外れ、整った脳と心で、ビジネス向けコミュニケーションの能力開発を学べば、一気にレバレッジが利きあなたの能力が飛躍するはずです。
早く効果を実感できるだけでなく、自分が想像もしていなかったような素晴らしい結果を生み出すことになるかもしれません。