風水の発祥は、古代中国・漢の時代。自分の身の周りにある環境をすべて使い、運を向上させる、いわば「環境学」です。地球を巡る「気=エネルギー」を引き寄せ正しい法則で留めることで、金運や対人運などさまざまな運が向上します。
読んで字のごとく「風」と「水」で書き表します。
人やモノは「気」という1つのエネルギーから生み出される、という思想が古代より伝えられています。気は自ら引き寄せるもの。風水では、アイテムを使って正しく気を留めることが可能です。使用するアイテムは多数ありますが、おすすめの3つを紹介します。
鏡はもともと神事に使用され、神聖な道具として扱われてきました。風水においても、良い気を拡散することや邪気を跳ね返すアイテムとして活用されます。中でも八卦鏡は、鬼門を封じたり、地理的な理由が引き起こす悪影響を解消したりする効果があります。
風水では、観葉植物が邪気を取り払うのに良いとされています。その中でも「パキラ」がおすすめ。金銭運アップに効果があり、料金も安く育てやすいので、初心者にも大人気です。
水晶は「部屋の浄化」や「室内のエネルギー調整」に最適と言われています。清潔感のある良い環境の中に置くことで、より強いパワーを発揮するようです。
風水は、方角や間取りが重要とされています。これから家を建てたり引っ越したりするのであれば、間取りや方角を重視しましょう。そのほか、室内の環境を整えることで良い気を引き寄せる方法もあります。
風水を考えるうえで、方角や間取りは大切です。
風水で最も重要視されるのは玄関です。気は玄関を通して入ってくるので、入り口の環境をしっかり整えることで運気があがると言われています。ポイントは「明るさ」「香り」「清潔さ」の3点です。
風水の歴史は長く、その始まりは古代中国・漢の時代にまで遡ると言われています。初期は大きな建築物や墓を建てる際の地形地理に利用されていました。多くは前漢時代(紀元前206年~)に発達し、「宮宅地形」「堪輿金匱(かんよきんき)」などの風水書が世に広まったと「漢書」に記されています。発展した風水は、王宮のある都やお墓の設営に活用されます。さらに、戦の戦略を詳しく示す軍学といった地位を確立。その後、2つの派に別れて江西省、福建省でそれぞれ発達していきました。
日本では六世紀ごろ、朝鮮半島から仏教とともに風水が伝えられたそうです。初めて風水を日本で学び実践したのは聖徳太子と言われています。それから、位の高い僧侶や陰陽師らによって、全国各地に広がっていきました。
生活空間をしっかり整えることで、運が向上すると言われています。生活空間は風水において「心の在り方を映す」と捉えており、その人に大きな影響を与えるのです。「自分の考え」は自分の目で見ることはできませんが、部屋ははっきりと見えるもの。目に見える部分の環境を整えていくことで、良い運気が流れ込むのです。
しかし、むやみやたらに関連アイテムを使ったところで、気を引き寄せることはできません。正しい知識と心構えをもつことで、初めて変化が目に見えてきます。
風水アイテムを選ぶのはあなた自身。風水の法則をしっかり抑えつつ、自分好みの開運空間を創ることがポイントです。セルフイメージを大切にし、気に入ったものに囲まれた部屋で、自分自身のエネルギーを高めていきましょう。
北西から東南へ部屋を移動し、独身卒業できました
風水との出会いは独身だったころ。「独身女性には東南の部屋が良い」と聞いたので、住んでいる部屋を北西から東南に移すことにしました。それからあっという間に交際相手が見つかり、結婚することに!あの時風水と出会ってよかったです。
原因不明の喘息が治った
原因不明の喘息でずっと苦しんでいました。風水に詳しい方とお話する機会があり、アドバイスをいただくことに。その風水師は「寝る位置を変え、部屋のある位置に衝立を置いてください」と勧めてくれました。半信半疑でしたが、その通り実践してみると喘息が完治。自分でも驚いています。